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アツイね!
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「第3回」好きなことをして生きていくとです。


前回はプライベートではまっているキャンプの深い話、お仕事と経営のお話をしていただきました。今回はインタビュー最終回、色々なお話を伺いました!

大ブレイクを果たしてその後の生活はどうでしたか?

周りの接し方が大きく変わりましたね。すごくチヤホヤされました。周りは僕が変わったと言うんですけど、僕は何も変わっていないつもりでした。

やがてテレビに出なくなると、今度はそれまでよく接してくれた人達が離れていきました。その中で今のマネージャーが「ヒロシさんは人を集められると思うんですよ」と言ってくれたんですよね。でも僕はモチベーションがとにかく低くて、どうせ売れても調子が悪くなってきたら人が離れていく、そんな同じことを繰り返すだけでしょって、だからやらないと言っていました。

当時は売れなくなったことよりも、飼い殺しの状態になったことがつらかったですね。明らかにテレビ局も事務所も対応が変わったので。味方であるはずの事務所までがそうなってしまうとへこんでしまいますよね。その中でも今のマネージャーはそう言ってくれてたので、2人で事務所を辞めて今の事務所をつくりました。そこで、なめられてはいけないと思い、単独ライブを企画して満員の舞台をやることができました。

一人のお笑い芸人から経営者になってみてどうでしたか?

僕も経営するということが初めてで、しかも芸人として売れることしか考えてこなかったから、簡単なことでも人に相談しなければいけなかったし大変でした。成功してる人ってうまいこと作業を人に任せられるじゃないですか。でも僕は1人で1から10までやってきてしまっていたので、全部自分でやらないと安心できないんです。

単独ライブのDVDを出そうとして制作を頼んでいたんですけど、そもそも当日の舞台で録画ボタンを押してないとか(笑)。人に任せると見えないところが多いのでそれがストレスなんですよね。

人を育てて会社を大きくしていこうとはあまり考えていないですね。僕も本当はタレントを育てたいんですけど圧倒的にコミュニケーション能力がないので、後輩芸人が僕に魅力を感じて集まってはくれるとは思えないんですよね。先輩にかわいがってもらえるタイプじゃないし、ずっと一人でしたね。子供の頃は気の合う人とばかりとつきあっていましたから気づかなかったんですけど、社会に出てからそれがわかりました。喧嘩とかをするわけじゃないんですけど、心を開けないから仲良くなれないんです。キャンプは自然との関わりなので気が楽です。

経営者としてのモチベーションの維持はどうしてますか?

「ほら、独立して失敗した」と思われたくないという意地ですね。

あと、僕自身が生活してかなきゃいけないということもそうですけど、マネージャーを食べさせていかなきゃいけないということです。

僕についてきてくれたマネージャーに高いお給料をあげたいけど、それに見合った売上がなければできないじゃないですか。本当はもっとお給料をあげたいのに、この売上ではそれができない。この悔しさは、若い頃には味わえなかった感情ですね。立場によって感じることが全然変わるんだなって思いました。経営者になってみてわかったことはすごく多いですね。そういう煩わしいことが溜まった時にそれを忘れさせてくれるのがやはりキャンプです(笑)。

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