前回は「過去の延長線上にはない遥かなゴール設定を!」というお話しでした。前回記事はこちら
ただ、言い換えると「過去の延長線上にはない遥かなゴール = 現状では達成方法がわからないゴール」とも言えます。
ここで最大の疑問が出ます。
それは、「達成方法がわからないゴールを、一体どのように達成するのか?」ということです。このメカニズムについて、今回お伝えしたいと思います。
答えは・・・「無意識が手段を開発する(invent on the way)」
認知科学に基づくコーチングに「invent on the way」という言葉があります。
これは、「ゴールに向かう過程で、達成するための手段や方法を無意識が開発していく」という意味です。すなわち答えは「無意識が手段を開発する」のです。「えっ!?そんな無責任な。無意識が手段、やり方をすべて開発してくれるなら、誰だって苦労しないよ」という声が聞こえてきそうです。
しかし、多くの人がゴールを設定するにあたり、「達成するための方法や手段を、先にわかっておこう」とします。実はそれこそが、現状がなかなか変わらない理由なのです。
具体的であったり、ステップがわかったりするのは現状(コンフォートゾーン)の内側であり、そのすべてが「現状を肯定する行動」となっています。
「invent on the way」とは、強い望みが先にあり、それが必要な能力の獲得という結果をもたらす「無意識の持つ力」なのです。
「なぜそれをしようとしているのか?」に注意を向け、遥かなゴール設定をすることで「どのように = 手段」は自分で生み出すことができるのです。
ゴール設定の前に、その方法を知る必要はありません。ゴールに向かう途中で、達成するための手段や方法が「見えてくる」のです。だからこそ、「今見えている手段や方法を積み上げ」て、ゴールを設定しなくてもよいのです。
私はみなさんに、自身の可能性を最大限に引き出してほしいことから「人生そのものが、日々 invent on the way」であってほしいと願っています。
下記に私の高校時代の話を述べたいと思います。
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