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「第22回」『こうなりたい!』は、今がそうではないと認めている!?~自己評価と達成力③~ 菊池教泰

コラムニスト: 菊池教泰
コラム :いつ何時だって最高だ!(最初のページから読む

前回は「”ねたみ”は自己評価を傷つける!?~自己評価と達成力②~」というお話しでした。
※前回記事はこちら

今回は「『こうなりたい!』は、今がそうではないと認めている!?~自己評価と達成力③~」というお話です。

この部分について、拙著「あなたのゴールを達成する!/開拓社( http://amzn.to/1Pqm82w )」で、詳細に記載しました。

ちょっと長くなりますが、下記に引用したいと思います。

フィードバックを得るために、現実を見ることは必要

ところで、新年に行われる日本の〝伝統行事〟に、「新年の抱負」を述べるというのがあります。

しかし、認知科学に基づくコーチングの観点から言うと、この新年の抱負は「なるべく語らない方がよい」といえるのです。

一体なぜか。

例えば「年末までにこうなる、こうする」というのは、すなわち「今がそうでないと自分自身が認めてしまっている」からです。

また、「過去は変えられないけど、未来は変えられる」。

この言葉についてはどうでしょう?

一見、未来に向かっている積極的な言葉としてとらえることができます。

ところが、これも認知科学コーチングの観点からは、「今現時点で、まだ過去が問題だと思っており、それが現状だと認めてしまっている」状態なのです。

いずれも、現時点のエフィカシーが低いという状況にあります。

「自己不満」を起こすとは、言葉を変えると、「現状を自分の評価として認めないこと」といえます。

こう言ったら、私が研修をしているときの受講者の中に「そうか! ならば、このひどい現実を一切見なければいいんだ!」と言った方がいました。

みなさんはどう思いますか?

「現状を自分の評価として認めないこと」が大切なのだから、「現実を一切見なくてよいのか」。

この点を考える上で、サッカーの本田圭佑選手の言葉は、非常に参考になります。

「『現実を認めたくない』自分がいて『現実を受け入れろ』という自分もいる。
現実を認めなければ、今を生きることができないですから。
でも時に、現実を受け入れることに慣れすぎてしまうと(歩みが)止まってしまう。
それは怖いことでもある」
(「日刊スポーツ・コム」2011年6月9日配信の記事)

これは二つの意味としてとらえることができます。

○「現状のフィードバックは必要」
→「現実を認めなければ、今を生きることができないですから」

○「現実を受け入れないことの重要性」
→「現実を受け入れることに慣れすぎてしまうと(歩みが)止まってしまう。それは怖いことでもある」

「自分を変革し、成長させ続けていく」には、「現状のフィードバックは必要だが、それを本来の自分のあるべき姿として、そのまま受け入れてはいけない」ということを意味しているのでしょう。

つまり、「現状がどうなっているかのフィードバックを得るため」に「現実を見ることは必要」なのです。

しかし、「自分はすごい人間なんだ!」という高いエフィカシー、つまり自己に対する「確信」をセットで持つことが重要です。

自分自身に確信を持つこと=「エフィカシーが高い」

「自信」と「確信」という、似たような言葉があります。

通常、世間においてこの二つを用いる際、それほど明確に区別して使い分けてはいないのではないでしょうか。

まずは、言葉の定義から見ていきましょう。

・じしん【自信】
(名)自分の才能・価値を信ずること。自分自身を信ずる心。(前掲『大辞林 第三版』)

・かくしん【確信】
(名)かたく信じて疑わないこと。また、その信念。(同前)

言葉の定義上では、やはりそれほど明確に区別されていないようです。

しかし、私たち認知科学コーチングを学んだ人間は、この二つの言葉を別のものとして認識しています。

それは、

・「自信」
過去の経験や実績に基づき、目の前にある状況が何とかなりそうだと思える状態

・「確信」
過去の経験や実績などがなく、何の根拠もないが、目の前にある状況に対して、私なら余裕でできると自分を信じきっている状態

と使い分けているからです。

つまり、「確信」は過去に経験したことがないことであっても、自分への揺るがぬ信頼がある状態です。

これは、前章に出てきた「過去は未来の結果にまったく関係がない」という話に通じます。

過去とまったく同じ現在は、2度と来ないからです。

スポーツでいえば、その選手の状態、観客、試合会場等、様々な要因が、まったく同じ状況としてやってくることはありません。

プロスポーツ選手がよくいわれがちである、「昨シーズンは●勝上げたんだから、今季は自信をもって臨める」などというのも、本人にはなかなかピンと来ないのではないでしょうか。

昨シーズンと比べてといっても、体の状態を含め、様々なことが変化しています。

そう、「日々変化」しているのです。

まとめると、「自分自身に確信を持つこと」=「エフィカシーが高い」といえます。

引用:超一流アスリートのマインドを身につけて あなたのゴールを達成する!
菊池教泰 著


この記事を書いた人

菊池 教泰

あらゆるみなさまの心と向き合い、その人らしく輝くための目標達成のお手伝い・サポートを「こころの教育家」として行っている。

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