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「第29回」いつも自分にどんな言葉をかけていますか?~自己評価と達成力⑩ 菊池教泰

コラムニスト: 菊池教泰
コラム :いつ何時だって最高だ!(最初のページから読む

前回は「“無理やり行動する”のは本当にいいの!?~自己評価と達成力⑨」というお話しでした。
※前回記事はこちら

セルフイメージ(自己イメージ)について述べ、サッカーの本田圭佑選手を例として出しました。

人は日々変化しているものです。

よって、セルフイメージも一度完成したら終わりというものではなく、「一日一日が本当に大切」であり、継続的に修正が必要です。

そこを踏まえた内容として、今回は、「いつも自分にどんな言葉をかけていますか?~自己評価と達成力⑩」というお話です。

言葉(セルフトーク)とセルフイメージの関係性

みなさんは物事がうまくいかず、失敗してしまったとき、自分自身に対してどのような言葉をかけていますか。

「あーあ、自分はダメだな」とか「いつもこうなるよな」といった言葉を自分自身にかけていませんか。

2014年のテニスの全米オープンで準優勝の快挙を成し遂げた錦織圭選手。

彼は準々決勝、勝利後のインタビューで、「勝てない相手はもういないと思うんで、できるだけ上を向いてやりたい」と語りました。

全米オープンという大舞台を、当たり前と感じていることがわかる言葉です。

ここでは「言葉」に注目していきます。

人の普段の言動は、「自分らしいと思う基準(セルフイメージ)」によって決まると前回述べました。

錦織選手に当てはめると、現在のセルフイメージは「勝てない相手はもういない」といえるでしょう。

では、その自分らしいと思う基準、セルフイメージは一体どのようにして決まってくるのでしょうか。

それは、毎日「自分自身に語りかける言葉」により、作られますし、決まるのです。

これは「口に出す、出さない」を問いません。

このことを、私たち認知科学コーチングを学んだ人間は「セルフトーク」と呼んでいます。

「内声言語」や「自己対話」などとも呼ばれるこのセルフトークを、人は自分自身に対して、一日に数千回ほども行っているといわれています。

ちなみにセルフトークには、「他人に語りかける言葉」も含まれます。

なぜなら人間の脳は、「自分に語りかける言葉」も「他人に語りかける言葉」も、同じものとしてとらえてしまうからです。

自らが望む結果を出すには、この「自分自身に語りかける言葉、セルフトーク」を日々管理し、望む結果に相応しい「自分らしいと思う基準、セルフイメージ」を作っていく必要があります。

成功したときと失敗したときのセルフトークの活用法

このセルフトークを管理するための強力な方法の一つに、次のシンプルな法則があります。

成功したら、「(これこそが)自分らしい」というセルフトークをし、失敗したら、「自分らしくない。次はこうしよう」というセルフトークをするのです。

失敗したときは、「次はこうしよう」という「イメージ」を入れることで、失敗の繰り返しをなくしていきます。

こうして、どんどん「自分らしさの基準」であるセルフイメージを広げていくのです。

次回も、このセルフトークを深堀りしていきたいと思います。


この記事を書いた人

菊池 教泰

あらゆるみなさまの心と向き合い、その人らしく輝くための目標達成のお手伝い・サポートを「こころの教育家」として行っている。

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