現在、お笑い芸人、整理収納アドバイザー、会社経営者、一般社団法人の代表理事など精力的に活動なさっている収納王子コジマジックさん。
まずは収納王子コジマジックさんの今までのお話を伺ってみました。
『収納』との出会い
“オーケイ”というお笑いコンビを組んで、今年で芸歴24年目になります。
収納王子について話すと、36歳の時に東京進出をするにあたって、漫才だけでやっていけるとは思わなくて、武器になるものを探していたんです。歌がうまいわけでもないし、ものまねができるわけでもなく、見た目に特徴があるわけでもない。そこで、ふと自分の部屋を見渡してみると、自分が座っているソファー以外はすべて自分で作ったものだったんです。100円ショップで買ったモノで収納グッズを作ったり、粗大ゴミでもらってきたモノをお洒落にDIYしたり。これを所属芸能事務所のホームページに紹介したらちょっとした話題になりまして、なんと夕方の情報番組に呼ばれるようになったんです。それまで特徴という特徴がなかった僕が、初めて“収納芸人”と呼ばれるようになりました。
その後、ただ手先が器用な芸人ではバックボーンもなく、説得力にかけるので、何か収納に関する資格は無いのかと調べてみたら「整理収納アドバイザー」という資格を発見!すぐに 2級、そして1級を取得し、さらには認定講師(教える側)資格まで取得。認定資格講座を開催し、500名以上の生徒を持つことができました。ここで「芸人の中では一番収納に詳しいだろう!」という自信を持つことが出来ました。
収納王子コジマジックとして活動開始
それから、時は王子ブーム、みんなは周りから王子と呼ばれたくないようでしたけど、僕は自分の特徴に注目を集めるため、自らを『収納王子』と名乗りました(笑)。
衣装については、当時本当にお金がなかったので、1万円で衣装をつくってくれる人をmixiで募集して、たまたま知り合った服飾の専門学校の方が作ってくれました。そして、今の白い衣装を引っさげて東京に出たのが36歳でした。レギュラーなし、仕事なし、収入なしの状況で上京しました。
その当時、キャラクターブームということもあり、漫才ではなかなかオーディションに受からなかったんですが、『収納王子』では「あらびき団」という番組などでお声がけをいただくようになって。そんな中、学研さんが僕を見つけてくれて「本を出しませんか」というオファーをくださったんです。
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