人生には色んな坂があるのを皆さんはご存知でしょうか?上り坂、下り坂、あともう一つ忘れてはいけないのが「まさか」です。
先週の記事で念願のボクシングジムへ行ったという記事を書きましたが、僕がトレーニングを終えてジムを後にしたその30分後に、そのジムは火事になりました。
これが「まさか」の代表的な事例です。
皆さんもまだ記憶に新しい小田急線の車両が燃えたあの火事。
体験コースとして参加
あの日、僕は14時からトレーニングを始める先輩と合流し、体験コースとして参加しました。
16時までしかジムに居られないと告げると、トレーナーの方は「大丈夫、プロだって2時間やったらクタクタなんだから」と言われ、開始30分でその言葉は本当だと実感。もうすでにTシャツが絞れるくらいだった。
やってるのは構えと前後左右の動き方、それだけ。それだけなのに、まだ動きが定着していない僕には無駄な力が入り体力がすり減ってしまう。
でも今まで工藤に教わってきた基本が身に付いている事も実感できた。
動けば動くほど基本がとても大切だ。ジムではその応用や、基本の手直しが出来た。
ジャブ、ストレート、ジャブ&ワンツー
その後、ジャブ、ストレート、ジャブ&ワンツーをやらせてもらった。最初だから特別にやらせてもらったんだと思う。
- ジャブ…腕を出すというより身体の連動性の中で自分の腕が一番長く、そして相手に最短距離でまっすぐ進む。
- ストレート…野球のバッティングのように腰を回転させて踏み込んだ後ろ足から体重が前へ乗るように。この流れの中で腕を相手に向けて最短距離で出す。
腰の回転や腕の伸びを活かしつつも、動きの中で軸をぶらすことなくパンチを打ち続ける。
僕個人でやっていた時よりも2~3cm先にパンチは到達する。つまり、今までは回転も腕の伸ばし方も最大限ではなかったのだ。そうなると自然と軸もぶれる。
パンチの位置もミットの中心にはなかなかいかない。体力、集中力、基本姿勢。これがもっと必要なのだ。ジャブワンツーになれば当然ぶれぶれであった。
とても優しいトレーナーさん
そんな中、トレーナーさんはとても優しかった。良いパンチが出せたり、ガードも下がってなかったりすると「そう!そうだ!」と嬉しそうに褒めてくれる。
まるで初めて歩いた赤ちゃんに声かけるように。それがまたすごく楽しそうで僕も真剣に挑めば挑むほど楽しくなっていって。
これからジムに通うつもりだった矢先の出来事
帰り際、今後もよろしくお願いします!と入所を決意して出てきた矢先の火事だった。
怪我人はいないと聞き安心したが、皆さんとても大変なのだろう。まだ再開の目処は立たない。再開までは靴やグローブを買ったり、先輩と自主練したり、他の知り合いのジムにも行ってみたりもするけど、必ず再開の時にはオザキボクシングジムにお世話になろうと思っている。
長くなってしまった。次週は台本のことやキャスティングの事を書こう。こちらもめっちゃ進んでる。