また一つ、長いトンネルを越えた。
ずっとモヤモヤとしていた、主人公の人物像が明確にすっと一本のラインができた。
彼に巻き起こる色んな事象に彼はどんな行動をしていくのか?
その答えはこの一本のラインがあることではっきりと見えてくる。主人公がしっかりと物語に添い始めたのだ。
ここまでとても長かった。主人公へ向き合うために、僕らは自分との対峙も余儀なくされた。それは正直しんどいものだったが、どうやら一つトンネルを越え、晴れてまた次の壁へと向かうことができる。
自分との対峙は続く
チャンピオンという孤高の人間をどう見つめる事ができるか?それは僕の問題だ。
チャンピオンとは憧れの的ではなく、
今、自分と対峙する相手だということ。
合っているかどうかは別として、色んなワードで検索した先に一冊の本に行き着いた。
“武士道”
新渡戸稲造が書き上げた、日本に残る武士道精神の話である。
なぜ人は戦うのか?
なんのために戦うのか?
なぜ戦わなければならないのか?
何に立ち向かうべくして戦うのか?
そんなことを模索していて、この一冊を今読んでいる。
あ、別に、戦う=戦争とかそういう話ではないので悪しからず。
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