UNITED BOXING GYMでの出会い
先週、葛西にあるUNITED BOXING GYMへ行ってきた。
この映画の重要な登場人物を探していて、知り合いを通じてたどり着いたのがこのジムでした。
その探していた登場人物というのは主人公の対戦相手。しかもただの対戦相手ではなく、
“世界チャンピオン戦”の対戦相手。
つまり現、世界チャンピオンの役。
これはかなり技術的にも説得力がいる。
主人公も。(工藤へのプレッシャー)
そして世界戦ということなので、ここはグローバルに海外の選手に出て頂きたい。
こんな条件なかなか見つからないだろうと思っていたら、これまたご縁でライアン・ビト選手というフィリピンのボクサーと繋がった。
是非一度お話だけでもと、連絡を取ってみたが、お互いの共通言語がなかなか見つからず困っていたところ、”バンドウさん”という方に変わって頂き、ジムでお話を聞いて頂けるという形となった。
訪問する前日、工藤とジムまでの道を調べていてわかったことだったが、
このバンドウさんという方が、
元日本スーパーフェザー級1位まで登り詰めた”阪東ヒーロー選手”であった。
工藤はテレビで試合を観ていたこともあり、大興奮。僕はこの映画の事を初めてボクシングのプロの方にお話するという機会を得たことで緊張していた。
阪東ヒーローさんとの出会い
そして当日、僕らは電車の中で今日お伝えしたいこと、ご説明せねばならぬこと、などなど頭の中を整理し、葛西へと向かった。
ジムに到着し、ビトさんが出迎えてくれて、阪東さんとご挨拶。
ジムを案内して頂き、見渡す。とても綺麗で且つ海外のジムのような雰囲気。なにせリングの上にはシャンデリアがある。
そして、いよいよ事務所にて映画の事をお話させて頂くこととなる。
人生を懸けてリングに立つ
僕らは今回の映画のことやどんな出演者を求めているか、僕らがこのプロジェクトに懸ける思いを約30分間話した。僕はもう脇汗ダラダラだった。
阪東ヒーローさんの寛容な佇まいと真剣な眼差し。そして、僕の緊張を察して頂いて、とてもフランクに話を聞いて下さった。
プロとして人生を懸けてリングに立った人は、会うだけでビシビシとエネルギーが伝わる。会うだけで元気になるというような感覚。
“人生懸けてボクシングすると、もう病みつきになりますよ”
阪東ヒーローさんはそう語り、目をキラキラさせていた。
色んな話を前向きにご検討頂き、今後もご相談にのって頂くという形になり、この日の話は終了。
帰り際に工藤のシャドーを見てもらうこととなった。
一瞬にして目の色が変わる阪東さん、その目は厳しくて真剣であった。
さぞ工藤も緊張したでしょう。
スリッパだったし工藤も次回はもっと本気の自分を見てもらいたいと語っている。
またUNITED BOXING GYMに来ることが楽しみで仕方ない。