どうも。劇団フルタ丸の宮内勇輝です。
今日はなぜ僕らはボクシング映画を作りたいか?について話しをさせて頂きたい。それは今から約3年前のとある人物との出会いがきっかけでした。
元 日本フェザー級王者 コウジ有沢選手。
あの畑山隆則選手と伝説の好試合を繰り広げた名選手
今では俳優として舞台にも登場するコウジ有沢さん。僕らは舞台での共演が初めての出会いでした。しかも工藤に至ってはその舞台でコウジさんと同じくボクサー役で拳を交えた。
ボクシングを始める瞬間に切り替わるコウジさんの鋭い視線、集中力。
初めて生で見るプロのキレのあるパンチ
50%くらいの力に抑えてプレイしてもらっているのだが、パンチが相当重い(工藤談)
これだけですでに圧倒されていたのだけど、
また芝居の稽古に入ると、
舞台上をただ歩くだけでビシビシと伝わる存在感がすごい!
と思っていたら、
ちょっとセリフを噛んで、「あ、すみません、テヘ」って感じで頭を掻きながら照れ笑いを浮かべる。
お、おちゃめ!!
稽古終わりのとても楽しげな笑顔と優しさがまた素敵だ。
さらにすべての方々への気配り、礼儀。
率先して外のゴミ拾いを行うその姿。
感銘を受けました。
これが真の強さだと。
この真の強さを映画で表現できたらなんと素晴らしいことだろうか?
この出会いが僕らを動かした
この出会いが、ボクシングに人生を賭けた男の物語を作ろうというきっかけとなりました。
そして、ボクシング習得の為のトレーニングは続く。
共に作り上げる工藤はボクシング経験者で、彼に基礎を叩き込まれている。
個人トレーニングの課題ももらっている。
・ボクシングの構え 3分3セット
・ジャブ ストレート 3分3セット
これがボクシングの構え。このまま3分間キープ。侮るなかれ、これが結構キツい。
終盤は足がプルプル震える。
重心を落とし、踵は上げて爪先で立つ。
ポイントは爪先の親指の第二関節辺りに重心が来ること。魚の目がなかなか治らない僕には苦痛だ。