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マニラでの滞在を振り返る⑤ 宮内勇輝

チャレンジャー: 宮内勇輝
目標 :「ボクシング映画」を2人で脚本、監督、出演で撮りたい(最初のページから読む

初スパーリング

前回の記事

夜トレーニング

今週もマニラでの滞在を振り返る記事。
いよいよ終盤。
4日目の夜から5日目宿泊最終日。

4日目は寝過ごしてしまったり、ミスったことも多かったけど、夜はしっかりとトレーニング。
そしてこの日は相羽Pも参加。
総合格闘技をやっていた相羽P。
トレーナーのママンさんがミットを受けていたがかなり重いらしく、痛がる素振りを見せて楽しそうにしていたのが印象的だった。
この日のミット打ちは何故かとても長。
1R毎にスピードボール、パンチングボールを挟みつつ、計5R。
とてもハードだったけれど、
習うより慣れろ精神が、僕の感覚の中に溶け込んできて、少しずつコツを掴みはじめている。

ファイティングスピリット

5日目。
この日は早朝のランニングは無し。日曜日はボクサー達も休み。ジムはエクササイズをする人達が多く集まっている様子。
時刻は午前9時。
前回の記事から紹介しているカズさんが一緒にトレーニングしましょうとのことで、ジムに集合。
いつも通りトレーニングを済ませる。トレーナーは毎日ママンさんとアレックスが付き合ってくれる。本当に有難い。
スピードボールを叩いているとカズさんがとなりの台で物凄いスピードで叩きはじめた。アドバイスをもらいながら見よう見まねで自分もやってみる。
成長する上でこういった環境はとても大切だと実感した。
実はこの日はそれだけではなかった。全ての過程が終了した後、カズさんが急に、

“折角ですからスパーリングしませんか?”

と言ってくださった。

相手を務めてくれるのはピピンというトレーナーで元東洋太平洋のチャンピオン。
年齢は僕と一緒だった。

写真は左からピピンとカズさん

正直に言うと僕はまだ基礎を習っているようなものなので、スパーリングなんて絶対無理だと思っていた。
もちろんみんなもそれをわかっていながら、経験ということで思いっきりやってみろと言われ、恐る恐るリングへ。

リングには僕とピピンさんだけ。

間合いも、ゲームメイクも全くわからないのだから、ただやってみるだけ、思いっきりぶち当たればいいだけ。
そうわかっていても本当に相手と対面するということがこんなにも恐いものだとは知らなかった。
格闘技経験なしで、ケンカもしたことない僕にとってはどうしていいのかわからないことだらけ。
当てていいとわかっていてもワンツーが恐怖で伸びきらない。
結果、何もいいところ無しで、からかわれて終わってしまった。

正直悔しかった。

そして何よりも自分自身のボクシングのやる気、覚悟の無さが原因だとはっきりわかって申し訳ない気持ちにもなった。こんな奴がリングに上がってはいけない。そう思った。

リングの上に立って、相手に立ち向かっていく勇気。

そのファイティングスピリットが何よりも大事だということが痛いほどよくわかった。

“ファイティングスピリット”

ボクシングというスポーツの根源。

こんな恐怖と対峙したことは
生まれて初めてのことだった。

真ん中にカズさんを迎えて一枚。

左から僕、ピピン、アレックス、結城先輩

今週はここまで。
これでマニラ滞在5日目の午前中が終わる。

次週、
この後訪れた闘鶏場での出来事、

ボクサー達とビッグモールに行ったこと、

エロルデジムでの試合観戦

などが続く。

5日目もまた非常に濃厚な1日だった。


この記事を書いた人

宮内 勇輝

俳優として人生を賭けた瞬間を演じ切りたい。そして釘付けになるような映画を作る為に奮闘中!

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