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スパーリング大会前日 宮内勇輝

チャレンジャー: 宮内勇輝
目標 :「ボクシング映画」を2人で脚本、監督、出演で撮りたい(最初のページから読む

スパーリング大会前日

人生初のスパーリングが迫っていた。

意外となんの緊張もなく、というか他のやるべき事に集中しており、実感は起こらず。というか、起こるわけがない。
人生初なのだからなにもわからない。

けど、
人間不思議なもんで、

スパーリング大会2日前にもなると、
まるでわからない一日を想像し始めてしまい、思いがけず緊張が訪れた。

わからない、が恐いのだ。

そんな未知との遭遇を目の前にして、
同大会に一緒に出場してくれることとなったヒロシくんとジムにトレーニングへと向かう。

試合前日。
プロはどんなトレーニングをするのか?

そんなことも初めての経験。

きっと、前日だからいつもより軽めに終わらせて、明日に備えるのだろう。

、、、甘々な判断であった。

ウォーミングアップ開始早々にトレーナーの阪東ヒーローさんから、

“今日は、明日しっかり動けるようにするためにヒロシと30秒を数ラウンドの本番同様のスパーリングをやるぞ”

となりでアップをしているヒロシが、全くの別人になっていく。
この後、この別人ヒロシとリングでガチでスパーリングをするのだ。

恐い、恐すぎる。
ヒーローさんに”はい!”と元気に応えつつも、予想外のメニューで驚きもあり”ガチのですか?”なんて聞き返し、恐さを隠しきれなかった笑

今までもライトスパーリングは何度もやってきたが、本番同様となると初めてで、、
想像した途端に足がガクガクと震え始めてきた。

そして、
いよいよ、人生初のスパーリング大会前日の人生初スパーリングトレーニング。

ややこしいな。

開始早々に勢いよくヒロシに向かっていく。お互いに勢いよく打ちに出る。

が、

バックステップで距離を取ろうとした足がうまく動かず、少しだけパンチをもらい、転んでしまった。

ダウン!!

そうか、緊張感が生むこんな事象もあるのだ。
すぐさま立ち上がり、試合開始。

結果30秒を4R、1分のマスを2R。

対戦相手は明らかにいつもとは違うヒロシくんだった。いつもよりも全然当てられず隙がなかった。

試合前日のスパーリング、
やっといて良かった。

少し緊張も緩和されたし、
本番の緊張もイメージできた。

地に足付ける大切さも、
本気で向かってくる相手も見れた。

ヒーローさんに感謝。

いよいよこの次の日、
新木場1stRINGという僕の人生の記念すべき、初リングへと向かうのであった。

翌週、引き続きスパーリング大会当日の記事を書きます。


この記事を書いた人

宮内勇輝

俳優として人生を賭けた瞬間を演じ切りたい。そして釘付けになるような映画を作る為に奮闘中!

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