第5漫画「Re:ゼロから始める異世界生活」。
第5回の今回、漫画弁護士である佐藤大和がご紹介したい漫画は「Re:ゼロから始める異世界生活」。
「Re:ゼロから始める異世界生活」(長月達平氏)は、2012年から、小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載され、2104年1月、KADOKAWAから小説が刊行されています。そして、2014年からは漫画化され、さらに2016年4月にはアニメ化もされている作品です。
そして、この作品は、日本のサブカルチャーに関する賞である『SUGOI JAPAN Award 2017』において、アニメ部門・ラノベ部門の2部門で1位を獲得しているようです。
さて、今回は、この「Re:ゼロから始める異世界生活」の漫画をご紹介したいと思っていますが、漫画は、現在、『Re:ゼロから始める異世界生活 第一章 王都の一日編』(KADOKAWA/メディアファクトリー、漫画:マツセダイチ氏)、『Re:ゼロから始める異世界生活 第二章 屋敷の一週間編』(スクウェア・エニックス、漫画:楓月誠氏)、『Re:ゼロから始める異世界生活 第三章 Truth of Zero』(KADOKAWA/メディアファクトリー、漫画:マツセダイチ氏)と分かれています。キャラクター原案は、全て大塚真一郎氏となっています。
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」第2弾PV
KADOKAWAanime
ストーリー
さて、前置きが長くなりましたが、この漫画は、平凡な高校生のナツキ・スバルが、突然、異世界に召喚されたことから物語が始まります。異世界に召喚されたスバルは、ハーフエルフの少女であるエミリアと出会いますが、殺されてしまいます。
しかしながら、スバルは、タイムリープ能力(殺されたらまた『ある時点』に戻る)である「死に戻り」の能力を有しており、何度死んでも、やり直すことができます。イメージとしては、ゲームで死んだら、セーブポイントからやり直すことと似ていますね。
スバルは、その能力を生かしながら、自分が好きな人、仲間を救うために奮闘していきます。しかし、「死に戻り」の能力は、自分だけ「やり直し」をするため、また一から周りとの関係を構築する必要があり、スバルは、孤独感に苛まれ、苦しみながら、ときに逃げ出しながらも闘っていきます。
特に身体的に優れているわけでもない、ドジで、空回りもする等身大の高校生が、自分の運命とも闘っていく物語です。
「吠え面をかかせてやる」
主人公スバルが、「死に戻り」の運命に翻弄され、死んでしまったことにより、また一から周りとの関係を構築することに対して、悩み、苦しんでいるときに、エミリアを見て、発したセリフが
「誰の嫌がらせか知らないが、全部まとめて取り返して、吠え面をかかせてやる」。
人生、生きているといろいろな壁にぶつかりますし、人間関係や自分の置かれた環境をはじめ、いろいろなことにも悩みます。そんな簡単に物事が進まないことばかりです。
でも、諦めていても何も始まりません。むしろ、何もしないことは悪化させることでしかありません。待っていても事態が好転するわけでもありません。
そんなときに僕は「『今のこの状況』に絶対に負けない。絶対に変えてやる。」と思って頑張るようにしています。このスバルも同じ気持ちだったと思います。
『Re:ゼロから始める異世界生活 第二章 屋敷の一週間編』(スクウェア・エニックス、原作:長月達平氏、キャラクター原案:大塚真一郎氏、漫画:楓月誠氏)
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