皆さんは『フォトショマジック』という言葉を聞いたことがありますか?
一般的には「 写真に写った人物をPhotoshop(レタッチツール)を使って素敵に見えるように加工する」というような意味で使われる事が多いと思います。
The Challengerの運営作業でもPhotoshopは欠かせないツールの一つですが、今回はちょっと変わったフォトショマジックを紹介してみたいと思います。
人を綺麗に見せたり若く見せる事は簡単
有名芸能人が写っているポスターを見た時、「肌が信じられないぐらい綺麗!」「思ったよりすごく若い!」って思う事はありませんか?
皆さんがそう思うのは当然です。ポスターなどの写真素材はかなりの確率で加工(レタッチ)されているからです。※もちろん加工をしなくても綺麗な方達ばかりですが…。
制作者にとって、シワを隠したり、肌をキレイに見せたり、シミ・ソバカスを消したり、若返らせたり…という作業はそんなに難しい事ではありません。
今回はそんな普通の作業ではなく、ちょっと変わったケースをご紹介してみたいと思います。
1.髪の毛の色だけを変更してほしい
以前、某大学のWebサイトを制作している過程でこのような依頼がありました。
心の声(髪の毛を染めて写真を撮りなおせば簡単…)
取引先「そんな事ってできないですよね?」
私はこの言葉に弱いんです…。
「できないですよね?」と言われると負けず嫌いな自分が出てきてしまいます。
私「もちろんできますよ」…と。
大学教授の写真をそのまま使う訳にはいかないので、今回は妻の写真をこっそり使って再現してみました。
※勝手に使うと怒られるので顔にモザイク処理をしています。
いかがでしょうか?じっくり比べるとちょっと違和感があるかもしれないですが、右の写真を見ただけではほとんどの人は気がつかないと思います。
ついでに肌質も綺麗にしてご紹介!…と思ったのですが、本当に怒られそうなのでやめました。
2.写真の中にある一部を消したい
Web制作の現場で意外と多いのがこの作業です。
イラストの場合は色が単調なので比較的簡単なのですが、写真素材の場合は内容によってはとても難しい作業になります。
例えば、以下のような依頼です。
心の声(撮りなおせば簡単…)
取引先「やっぱ無理だよね?」
しつこいですが、この言葉に弱いんです。かなり難しい写真素材であったとしても挑戦したくなります。
私「も…もちろんできます!」
今回は海に行った時に何気なく撮った写真で再現してみました。
いかがでしょうか?右の写真を見ると、人が写っていたとは思えないですよね?
拡大すると少しわかってしまうかもしれませんが、もう少し時間をかけて処理をしていけば違和感はほとんど無くすことができます。
これくらいの作業であれば慣れてしまえば数分でできますが、内容によっては1時間以上もかけて作業する事もあります。
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