毎月開催している「相続セミナー」の中で、私が一番伝えたいことがあります。
それは、死後に対する準備の話だけでなく、生前の財産管理の準備の重要性についてです。
実際かなりの時間を割いて話しています。
日本の平均寿命が84歳となり、リタイヤ後のサードステージがとても長く「生前のもしもの時」に備えての相続財産管理の対策が必要だということです。
大切な家族であるペットにも生前のもしもの時の備えは必要です
生前のもしもの時の備えとしては、様々な保険に入っていると思います。
車、医療、生命、障害、火災、などなど・・・
特に、生命保険などは自分にもしもの事があった時のために、残された家族の事を思って積極的に加入されている方が多いのではないでしょうか。
そして、そのもしもの時にあなたの大切な家族であるペットが路頭に迷う事のないように
自分の代わりにお世話をしてくれる人や施設、そしてその為に必要なお金を残しておくことができる「ペット信託®」は、保険に相当する役割を果たしてくれるはずです。
何も問題のない時には、この「もしもの時」はいつやって来るのかなんて思いもしないので、財産管理の準備の重要性を感じない方がまだまだ多いと感じています。
今までの「終活」だけでは相続財産の管理は不十分になります
リタイヤしてから25年程の期間ずっと自分でペットの面倒を見ることが出来るとはかぎりません。
身体的に無理になったり、老人ホームに入居する場合など、寿命が延びている分、ペットと一緒に過ごせなくなる可能性が出てきます。
また、亡くなる方の年齢が上がっているので、当然ご遺族も高齢な場合が多いのです。
そうなると高齢のご遺族は、故人の可愛がっていたペットのお世話が出来ない可能性が高くなります。
大切なペットの為の「もしもの時の備え」は今までの「終活」の対策だけでは守ることが出来ないのです。
今回は専門家向けのセミナーだったこともあり、高齢の方のそういった場面を見ている方々だったので、ペット信託®に対して大変興味を持っていただき、質問も沢山あり、最後に「詳しく勉強してみます!」と仰っていただいた時は、こうして重要だと思う専門家が一人でも増える事でも広まっていくんだと、本当に嬉しくなりました。