前回書いた生前の対策の中でペットを飼っている人はどんな知識を持っていれば良いか。また、どんな対策を考えておけば良いのかをお伝えしたいと思います。
これは、対象によって細かいことは違ってくるので、今回は家族で住んでいる飼い主さんにしておいて欲しい対策について、私が思う事をお伝えしたいと思います。
ペットを迎え入れる前に考えておくこと
新しい家族であるペットを迎えた時、
主にお世話をする人がいなくなった時に代わりに誰がお世話をするのか?
引っ越しする可能性がある場合にそのペットを一緒に連れていけるのか?
ペットが介護状態になった時に家族で面倒をみる事が出来るのか?
また、それが出来ない場合は誰に頼むのか?
そして、当たり前のことですが
家族に動物アレルギーがいないか、
そのペットを飼う為の清潔で良好な環境が整っているか
病気になったり手術が必要な場合に経済的な出費ができる余裕があるか
これらの問題は結局、そのペットがどのような状態になっても愛情を持って最期まで責任を持って接することが出来るのかという事に尽きます。
このような事は当然だと思うでしょうが、意外にどうにかなるだろうと安易に何も考えずに家族に迎え入れる方がとても多いのです。
また、どれだけ愛情を持って接していてもペットは生き物ですから思いもよらない事が起きます。
私の所にかかってくる相談は、飼い主が先にもう少し深く考え知識があれば解決できたものから、飼い主が気を付けていてもどうしようない問題も有ります。
私たちの未来に何が起こるのかわからないように、ペットの未来にも予期せぬ問題が起こります。
幸い私が今まで相談を受けた方は皆さん本当にペットを愛しておられたので、出来る限りのことはするつもりだという内容でした。
そんなふうに大切に思ってもらえて、人間と同じように将来のもしもの時に備えた対策をしておくことが世の中の当たり前になるようになることが、私が「ペット信託®」を知ってもらいたい理由の一つです。