先日からアドバイスをいただいたりしながら、相続セミナーをもっと実感してもらえるようにリニューアル作業を続けていて、内容は決まったので後はレジュメ作成で完成です。
相続セミナーに来て下さるという事は、何かしらご自身の未来について問題を抱えている方が多いので、行動に移すための道を付けていける内容にしました。
早く皆さんにお伝えしたいです。
そして今日は、私が子どもの頃から家族ぐるみでお付き合いのある方のお宅に、あるお手伝いをするために伺いました。
このご家族は終活については以前から色々と考えながら計画的に行動されていましたが、
当初の計画では、予定通りに事が進まないと気付き、慌てて計画を変更して予定を早めたのでした。
自分で動くことができる時期は、思うより早いのです
その予定が何かというと、そのご家族の場合は「引っ越し」でした。
全てお任せの楽なプランが有るのでそんなに急ぐことはないと思われる方が多いと思います。
しかしそこに行きつくまでは、想像以上に予定通りに進まない事が多く、体力も気力も行動力も消耗してしまいます。
引っ越し先が施設でも、賃貸物件であっても、決めるまでに数回は現地を見に足を運ぶことになります。
自宅を売却するなら不動産屋とのやり取り、自宅を買う人が見学に着たりもします。
また、終の棲家への引っ越しの際に、所有物の処分をするので、その選別作業、譲るもの、手放すものを決め、処分するための作業や手配があります。
引っ越しに伴う住所などの各種変更の届出など、細かな作業が思いのほかたくさんあり、これらのことを同時進行で進めていくと本当にクタクタになります。
そしてこの作業は「相続」の過程では、まだ生前の財産整理なので、死後の財産整理を円滑にするためには遺言書も用意しておく必要があります。
そう考えると、専門家に依頼するといっても、自身で決断する事柄だけでも細かいことを含めると結構沢山有ります。
自宅近くのお店でランチを頂きながら、その決断に至った様々な出来事を聞き、計画を10年前倒ししたけれど、今が自分で動けるギリギリのタイミングだったと思うと仰っていました。
何もしなければ起こったであろう問題、その問題の対策を講じたから回避できた事も、タイミングを間違うと生前には何も対処出来なくなる怖さを感じました。
そして私は引っ越しに伴う財産整理により「使ってくれる人に貰って欲しい!」と思い入れのあるお茶道具やお着物を譲り受けたのでした。