私は、ペット信託というシステムを知った時に、それを伝えている女性の行政書士の気持ちに何より心打たれました。
覚悟を決めた人の言葉は、求めている人にはとても刺さります。
その一年後、強く思えば必ず叶うと信じている私は、必然の出会いでご縁が繋がり、ペット信託を学んでいく事になりました。
学び始めた当初は、こんな素晴らしいシステムを知ってもらえば、ペットを飼っている人皆が喜んで活用してもらえると信じていました。
しかし、知識が深まるほどにその為にはいくつかのクリアしなければいけないポイントが有り、全ての人が簡単に利用できるものではないとることに気付きました。
自分の想いだけの押し付けは、良い結果にならない
ペット信託は「民事信託」のシステムをペットの為に当てはめて考えた1つの事例です。
「LGBT」「シングルマザー・ファーザー」「障害をもった人」「不動産オーナー」「事業承継者」などに様々な人に当てはめて活用できます。
私の想いは「自分が良いと思う提案ではなく、相談者が望む結果になるような提案をすること」ことです。
そのためには、結果に結びつくための知識や情報を身に付けて、相手が最終的に望むことを正確に把握することが必要です
そのために「民事信託」以外の、生前の自分の望むカタチでの財産管理の委任契約や法廷後見人・任意後見人制度、死後の相続などそれぞれの特徴を知り、様々なパターンの事例を教えていただいた中で、
「ペット信託」が一番良い方法だと決めつけていた自分の思い込みに気付きました。
迷いのない提案は、相談者の安心につながる
間違った思い込みを取り払ってみると、相談者が本当に望むことへの提案に迷いもなくなり、私の気持ちがとても前向きに変わったことに驚きました。
これまでは「否定されたらどうしよう」「結果が上手くいかなかったらどうしよう」と
マイナスイメージが先行してためらってしまう事も多かったのですが、
本当に相談者に良いと思うことをお伝えするので、以前は断られることが怖くてキチンと伝えきれていなかった事も、自信をもって言えます。
そして、相談者にも笑顔で納得していただける提案ができるようになりました。