日本人の高齢化と核家族化が進み、故人の葬儀に参列したくても、施設に入所していたり、遠方に住んでいて一人では移動できない方が増えているそうです。
お付き合いのある葬儀屋さんが、参列できない人に葬儀の様子をライブ配信するサービスを始めるそうです。
Web環境のない人には、タブレット端末の貸し出しもするとのことでした。
こちらの葬儀屋さんは自身で火葬場も持っていて、動物の火葬も行っているので、ペットの事業についてご相談を良く受けます。
このようなライブ配信はペットにも需要があるのだろうか?とのお話になりました。
離れていても近くに感じる事ができるツール
これは、私の個人的な感想ですが、中学生の頃から飼っていた犬が老衰で介護状態が半年ほど続きその後亡くなりました。
その時私は、結婚して実家から離れた所へ嫁ぎ子供が生まれた頃だったので、電話で亡くなったと連絡をもらってもすぐに行く事はできませんでした。
何日も亡骸を置いておくことは出来ず、次の日には火葬しました。
今のようにスマホやタブレットが無かったので最期を見る事はできませんでした。
初めて飼った犬だったので、一緒に過ごした楽しい思い出が沢山あります。
後で母から最期の時の様子や、火葬する前に棺にお花をいっぱい入れてあげてとても可愛かったよ、と電話で様子を聞いた時にはやはり「最期に会いたかったなぁ」と寂しい気持ちになりました。
様々な事情で飼えなくなったペットを保護施設や老犬ホームへ託す人がいます。
その中で、自身が高齢の為お世話をできなくなった人は、ペットの最期に立ち会えないことの方が多いのではないかと思います。
今は、多くの人がスマホやタブレットを持っていて、最期だけではなく定期的に日々の様子を見る事ができる環境にあるので、多くの施設と飼い主との間にこの様なシステムがごく普通のこととして広まれば良いと思いました。