知合いの方の会社で、毎月社員が丸一日使って行う「全体会議」を見学させていただきました。
見学と言っても、ただ見るのではなく、朝礼から一緒に参加して企業理念を唱和したり、各チームの課題発表や事例報告の後に意見交換したり感想を言ったりと、ガッツリと参加させていただきました。
入社して間もない社員が代表と一緒に出張に同行し、そこでクライアントの社長に提案する機会を与えられたりして、先輩だから後輩だからという窮屈さもなく、全員がそれぞれを認め受け入れて、お互いを尊重しているので、社内は風通しが良く、皆が積極的に意見を言い合える環境が整っていました。
こういうことの積み重ねで、会社の人間としての自覚と責任が生まれるように促されているのだと思います。
目先の問題ではなく本質を見極める
この会社の企業理念がそうなのですが、クライアントが喜びその会社が良くなる事が、自社および自分が良くなり、皆が幸せになることだと全社員が自覚しています。
クライアントの表面的な問題を見るのではなく「問題の本質」を見極め提案することの重要性を先輩の社員が教えてくれます。
これが出来ると、クライアントの満足度が上がり信頼されるので「○○さんに相談したい」という個人に価値が生まれます。
社員全員の意識が高く価値ある存在となることで、会社全体としてもとても良い会社に成長していくことが出来ます。
私の価値を必要としてもらうために
士業のように専門知識のいる分野での仕事をしていると、つい依頼された業務をこなしがちになるので、クライアントの要望を叶えるには「本質を見極める」という事の重要性を改めて認識しました。
特に、ペットや相続に対するご相談は、当然ですが不安からご相談に来られます。
この様にして欲しいと具体的に言われる方もいれば、どうすれば良いのかわからないという方もおられます。
やはり専門家として相談を受けたのなら、言われたことだけで判断するのではなく本当の目的は何なのか?そこを引き出すための質問力も必要だと感じました。
ご本人も気付いていない本当に叶えたい目的を引き出し、その解決策を提案できる人になりたい!
そして、私に相談してくれた方が「相談して良かった、ありがとう」と言ってくれくことが何よりのモチベーションになります。