その他のコツ
意味……わかりましたか?
最初のうちは、目を見開いてじっと見るのは難しいかもしれないので、「視線を横に滑らせていく」のもいいです。
上下に視線を動かして読むのではなくて、ページの真ん中あたりに視線を置いてビデオを撮るようにゆっくり滑らせて行く感じです。
こちらは、少し時間がかかりますが代わりに全体の意味がより把握しやすくなります。
あくまで、ここで目的とするのは、「知ってる風」になること。つまり「論旨をつかむこと」が最優先なので絶対に視線を上下する『ちゃんと読み』をしてはいけません。
ちなみに、気になったエピソードに付箋を立てたり線を引いたりするのもオススメです。
読んだアピールにもなりますし、話をしている時にその箇所を見せながら「ここなんですけど」と相手に話を振りやすくもなります。
「不勉強」という正直
まあ、こんな感じで最大限の悪あがきをした後、実際にクライアントと会って話に入る前に必ず下記の一言告げてから始めます。
「不勉強で申し訳ないのですが……」
そう!
どう考えても不勉強な状態です!!
本来ならば、きちんと本を読み込み、自分なりの意見を持って臨むのがベストに決まっています。
でもでもだって、無理だったんです!!(駅弁も食べたし、ゲームもしたけど)最大限の努力はしたんです!!!
こうして、正直な不勉強の告白を盾に、知ってる風の知識を剣にして最後までミーティングを突っ走っていくわけです。
世の中にそんな鬼みたいな人は少ないので、「ちゃんと勉強できてなくてすみません」と恐縮マインドを持って真摯に立ち向かえば8割は乗り切れます。(ただし、乗り切れない2割はすごく怖い)
ということで、
「2週間前に渡された参考本を、当日まで読めずに過ごし、朝まで仕事して寝ぼけたまま飛び乗った新幹線の中で、著者インタビューに怯える人」が実践する速読もどきでした!
みなさんも、何か困った時にはぜひお試しください!!
ではまた。
うえはらより
P.S.
本文中に「雨しきる」とありますが、
これは「雨が降りしきる」という意味です。
さっき自分でつくりました。誰か広めて下さい。
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