いしのまき演劇祭開幕まで3週間を切り、実行委員メンバー皆で奔走しております。
みんな仕事を抱えながら、休みを合わせて地元をご挨拶まわり。
夜は夜でミーティングという充実な時間を過ごさせてもらっています。
各所を巡る中で、石巻には今小劇場がないからこそ、生まれている動きがあるなと改めて感じました。
ない×やりたい=つくる
石巻には残念ながら、市街地に劇場はありません。
残念? いや、残念でもありません。
だからこそ、やりたい人が作ったり、開拓する流れが生まれているからです。演劇って、演者が一人と観客が一人と、畳半畳分のスペースがあれば、十分に成り立っちゃう総合芸術で、やろうと思えばどこでもできちゃうんです。
真っ白なキャンバスには思い切り自由に描けますからね!
今回の演劇祭も、公共の施設だけではなく、市街地にあるお店や多目的スペース、ギャラリー、クラブなんかも使って公演を行います。
いわゆる大きな舞台の経験も若者にはして欲しいけれど、ないものはない。
だから今は、あらゆる場所で演劇をし続けて、地元に根付かせたり、かつてあった文化の賑わいを掘り起こしたり、土壌を耕す段階であると思っています。
今回は、演劇祭の上演場所や、特別イベントの会場となる場所をご紹介させていただきます!「最近の石巻、こんなところがあるんだ~」と思って見ていただければ幸いです。
石巻まちの本棚
ISHINOMAKI2.0が運営する、まちの小さな図書館。
読書会や朗読会なんかも行われる、手作りの素敵な場所。
ここでは10/21にプレイベントを行います。
宮城クリニック
「いしのまき市民劇団 夢まき座」の上演会場となるのは、なんと病院の多目的スペース。劇団のメンバーがご縁ある場所という事で、実はこの場所ではこれまでにも何度も公演が行われ、文化発信の場にもなっています。
コミュニティスペース バタフライ
石巻復興支援ネットワークが運営する新しいコミュニティスペースで、キッズ連れのママさんたちに利用されたり、ワークショップなんかが行われている場所です。
今回はここで、会期中に演劇祭のPRイベントを開催させていただく事になりました。
IRORI石巻
こちらもISHINOMAKI2.0が運営する、コワーキングスペース兼カフェ。
震災前はガレージだった場所が、多様な人が集まり、自由な発想でイベントやワークショップを行える場となっています。
ここでは「名取リーディングクラブ」さんが震災に纏わる物語を朗読上演!
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