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「第7回」マンガの魂は細部に宿る 山本佳輝

チャレンジャー: 山本佳輝
目標 :マンガ一本で年収1000万!(最初のページから読む

好きなものを雑に扱われたら許せない

僕はマンガ家になろうと目標を持ったのが大学の頃なのですが
その時、マンガサークルでとてもお世話になった先輩が居ました。

とても細やかに気を配れる優しい人で漫画の描き方やら基礎やらも教えてもらったのですが…

とある日、先輩がゲームのパッケージの絵を見ながら怒っています。
そのパッケージには剣道で使う竹刀を持ったキャラが描かれているのですが…

「ふざけんなコレ、竹刀の弦がねーじゃねーかよ!!」
「ど、どういうこと?」

先輩は剣道経験者で竹刀を見慣れており、僕は剣道をやったことがないのでパッと見竹刀にしか見えないのですが…

「竹刀ってのは竹を纏めるために弦を使ってんだよ!これは黄色い棒!!竹刀じゃない!!」
「意識が低いよ!!魂がこもってないよこの絵には!!」

普段優しい先輩の怒りに(なんでこんなキレとるんや…)とドン引きしていた僕は、はたと気づきました。

(いや…野球漫画でボールの縫い目が無茶苦茶だったりしたらどうよ…?)

野球観戦が趣味の自分からすると、そういう「細かいながらも致命的なミス」があるとブチ切れる…はともかく「これじゃ回転かからんだろう」と冷めてしまうかも…

ヒトは自分が大事なモノを軽んじられるのは敏感ですが、自分がどうでもいいモノを踏みにじることには鈍感です。考えなしで細部に気を使わずに「それっぽく見える」もので、お茶を濁したら…読者が「何だよクオリティ低いな」と冷めて…時には怒りを買うことも…

逆に細部に凝ってマンガを描いていけば「お、わかってるじゃんこの作者!」と楽しんで読んでくれることもあるかもしれない…!

そう感じてからはマンガを描く際にはできるだけ資料を見て、細部にも気を使い…どうしても分からんときにはいっそ描かない!!そういうスタンスで漫画を描いています。

次回は本格的にネーム書いてる様子とか写真であげようかなと…
そういう機能もあるそうなので…

それでは今回はこの辺で!

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この記事を書いた人

山本 佳輝

フォロワー数15の駆け出しの漫画家

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