皆様お疲れ様ですー、寒い!
炬燵は睡眠兵器なのでヒーターを出してきました。
僕の状態ですが、普段のマンガのお仕事に加え、オリジナルネームをガーッと描いておりまして…
ようやく今年二本目の40Pのネームを描き上げました。
構想とキャラ作り、プロットはあるんでなんとか今年中にもう一本描き上げたいところですが…
オリジナルネームに時間がかかる理由…
お仕事をしているだけではありません。
求められる、ゼロからイチ
僕は一迅社さんのアンソロジー作品…
元々ある「アニメ」や「ゲーム」のキャラや設定・お話を下敷きにしたマンガでデビューしました。
いわゆる同人誌を公式でやる、というマンガです。
つまり「1から10」というか元々ある素材を膨らませるマンガでして、
僕はそれほど苦労せずに漫画を作ることが出来ました。
ただ…「オリジナル」は全部自分から生み出す「0から1」の作業…
無から始まるので自分で「面白い」と思う素材を寄せ集めて「マンガ」を生み出す作業。
準備…構想を練るのに一番時間がかかるんですが、執筆作業もストレス倍増。
苦心して考えたアイデアをページの関係で切り捨てる苦痛。
技量不足で表現する事ができない時の悔恨。
技量以上の絵を描けた時の昂奮。
何を描くか自由だからこそ全部自分の責任なので時間をかけて試行錯誤する必要があるのです。
そして完成した先編集さんに「提出」するんですが…
これがまぁ「怖い」んです。
最初の読者に下される「審判」
イメージ的には「受験」や「就活」と一緒でしょうか。
志望先に受かる為に周到な準備をして今までの「人生」を武器にして臨む。
オリジナルネームを提出する前はグダります。
何回も見直して細部を修正して「これ本当に面白いのかよ…」と萎えてくる。
そりゃまぁ自分で考えた話を何十回も見直してれば飽きる、って話なんですが…
ただ数年のマンガのお仕事の経験で知った事実。
「他人に見せなきゃ何も始まらない」
感情を理性でねじ伏せてネームを提出。
まぁ出した後はスッキリするし見せて否定されてもスッキリするんですけど(笑)
そして「面白い」と褒めてもらえればそれ以上に嬉しいことはないのです。
今回描いた40Pのオリジナルネーム。
編集さんに提出して「面白かったです」と感想をいただきました。
…まぁ修正点も有るみたいなのでまだまだネーム作業が続きそうですが、とりあえず第一関門通過!
いつか皆様にご披露できる場が来ることを願って作業を続けます。
ではでは読んでいただいてありがとうございます!
今回はこの辺で。