みなさんこんにちは!
先週のコラムは、自分の生活のムダを省いていこうという内容で、実際毎日意識していますがなかなか難しいですね(笑)ただ、移動時間は特に気をつけています。
さて今回は法律を勉強した内容を紹介しようかと思っていたのですが、僕が弁護士としてとりわけやっていきたい、芸能人の権利について少し書きたいと思います。
僕が子供ながらに感じた憤り
ある日テレビ番組にJYJという韓国の3人組の歌手グループのメンバーである「ジェジュン」が出演していました。日本のテレビで見るの懐かしいなーと思って見てました。僕、小学6年生ぐらいからずっと「ジェジュン!ジェジュン!」言ってて、今でもめちゃくちゃ好きです。1番好きな芸能人はと聞かれたらジェジュンと答えますね(笑)でもなかなかに波瀾万丈な芸能人生を歩んで来たのです。
というのも、みなさんは東方神起をご存知でしょうか。もう9年前かな?になるのですが、東方神起は元々メンバーが5人でしたが、所属事務所とのトラブルで内3人(この3人がJYJです)が訴訟を提起し、東方神起を脱退しました。当時は日本でも大きくニュースになっていたのを覚えています。
東方神起といえばもうアジアでまごうことなきトップに君臨していましたが、全盛期の中、分裂に至りました。当時は僕もだいぶショックを受けましたね。
そして訴訟提起の内容が、色々言われていますが、①不当に低い賃金、②事務所との契約期間が長く、違約金が法外にも程がある金額、③過密なスケジュール等々でした。
①に関して、事務所の言い分も理解はできます。事務所はアイドルを育てる為に莫大な資金を投じるので、育て上げた後に事務所を辞められては困るというわけです。しかし、③の過密なスケジュールの中で(当時、東方神起はアジアを飛び回っていましたから)、さらには賃金も低いとなると、流石に耐えれなくなったんかなと思います。しかも②のように契約期間も長いし違約金も高いから事務所を抜けることすらできない状態でした。
というわけで、訴訟(正確には仮処分だったと思います)まで発展してしまいました。
事務所からの圧力
元々東方神起が人気があったので、脱退した3人(JYJ)は、その3人だけでもやはり人気がありました。にもかかわらず、韓国で歌番組に出演することが全くなかったのです。というか、できなかったのです。お察しの通り、前の東方神起の事務所からの圧力があったからと言われていました。SMエンターテイメントという事務所なのですが、韓国では最大手の芸能事務所です。事務所側は圧力を否定していましたが、韓国の公正取引委員会が動いて、実際に圧力を禁止する命令も出していました。不当な圧力で活動を妨害する事を禁ずる条項が放送法(通称JYJ法)に追加されたりもしました。それでもなお音楽番組に出演できない状態が続いていました。ちなみに韓国だけではなく日本でも音楽活動が大きく制限されていました。実は日本でもJYJは裁判をしていましたが、掘り下げるとまだまだあるので省きます。闇が深いですね。
芸能人の権利と弁護士
今ではもう圧力を受けることなく活動していくことができています。
昔からずっと、芸能人が人権を尊重されていないなと思うことが多々ありますが、僕の中で1番強く印象に残っているのはやはり9年前の東方神起とJYJですね。
当時は僕はまだ中学生でしたので、この騒動から→弁護士になりたい!という風にはならなかったのですが、僕が弁護士になってそういうことに取り組みたいと思っているのは、東方神起がきっかけだと思います。司法試験の勉強の傍ら、そういうことも学んでいきたいですね(佐藤先生にご教授を^o^)。
また何かきっかけがあれば自分の志を語ろうかと思います(笑)
では!!